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開催挨拶

実行委員長 福井 五郎

IT産業は40年に及ぶ発展過程の中で、成長・脱皮を繰り返してきました。1970年代には汎用コンピュータが大企業中心に導入され、1980年代にはオフコンの発展により中小中堅企業への導入が進みました。1990年代はパソコンの価格性能比の向上が、コンピュータの個人利用を推し進めました。2000年代からはインターネットの爆発的な普及、ネットワークの高速化とともに、ネットショップ、ネットバンキング、ネット証券、ネットオークション等々あらゆる分野でコンピュータとネットワークの融合が新たなビジネスを生み出しています。2010年代は、インターネットの展開が新しいステージに入り、モバイルファースト、クラウドコンピューティング、ソーシャルネットワークサービス、ビッグデータ活用、スマートデバイスの普及等、ITはあらゆる製品やサービスの中核技術として新たなステージに入り、「IT融合※1」と呼ばれる新たなIT活用が期待されています。
そこで今回、西日本最大級のコンピュータ・ソフトウェア・ITサービスの総合展示会である「ひろしまIT総合展2013~IT融合がリードする地域発イノベーション~」を企画いたしました。本展示会は、110ブースを超えるIT展示を中心に、著名人による講演・セミナーの開催、展示内容の詳細な説明の場としてプレゼンテーションセミナーを20コース用意するなど、日進月歩で急速に発展し多様化が進んでいるITの“今"を総合的に理解することのできる大規模なイベントとなっています。
私たちはこれまで昭和63年から過去13回(隔年開催)にわたり広島において大規模IT展示会を開催し、ITによる地域経済の発展に貢献して参りました。今回は、これまで開催してきたその実績とノウハウを生かし、IT分野の様々な先端技術や魅力的サービスを多くの人々にご紹介し、IT提供者サイドとIT利用者サイドとの接点と活発な商談機会を提供することにより、広島地域の経済活性化に寄与することを目的といたしております。
皆様方の出展へのご参加、展示会へのご来場を心よりお待ちしております。

※1 「IT融合」とは…あらゆる製品・サービスでデジタル化・ネットワーク化が進み、従来の事業分野・サービス区分が崩れ、ITと既存産業が融合した産業領域において新たな競争構造が生まれているとの認識のもとで、ITを軸とした「融合新産業」の創出を「IT融合」と呼ぶ。

ひろしまIT総合展2013実行委員会
実行委員長 福井 五郎
(一般社団法人 広島県情報産業協会 会長)